カンタンにまとめると

今、天王星は牡牛座にある。2018年から2025年ごろまで滞在する。牡牛座の人はもちろん、それ以外の人も、感覚的な安心感やその環境の維持を大切にするという牡牛座的な部分に、長く続いた状況の刷新をもたらすという天王星的な影響が及んでいると思う。また、そういう事に積極的に取り組むと、良い成果が得やすいだろう。

 天王星の公転周期は約84年。1つの星座を約7年間かけて移動していきます。
 天王星が牡牛座に入ったのは2018年の5月ごろで、2025年の7月ごろまで滞在します。2020年の8月現在は、牡牛座の10度に位置しています。
 天王星は、長く続いた状況の改革・刷新などを独創的に行っていくエネルギーを与えてくれ、牡牛座は、自分が感覚的に捉える事ができ、なおかつ所有し管理し維持できる物事の更なる成長や発達を行っていく星座なので、この時期はそういったエリアの物事を見直し、もっと今の時代に合った新しい形に変革していく事に積極的になったり、そういうことに意欲的に取り組む事によって良い結果が得られやすいでしょう。

 ここで、天王星が牡牛座に入ってからの細かい動きをざっくりと説明します。
 天王星が牡羊座に位置していた時に培われた新しいエネルギーが、2018年の5月ごろから2019年の5月半ばごろにかけて、牡牛座の現実的な生活に自然な流れで浸透していきました。自分の生活が意図せずして徐々に変化していくのを感じた方も多いのではないでしょうか?
 そして2019年の5月後半からはその流れがいったん止まり、自分の現状に行きづまりのようなものを感じはじめます。そこで、今までとは違う新しい可能性に向けてチャレンジした人には、新たな取り組み方のヒントや意欲、チャンスなどがもたらされたかもしれません。
 2019年の8月半ばからは惑星の動きが逆行に入り、2020年の1月半ばから順行に戻ります。そこから2020年4月の後半までは、2019年の4〜8月ごろまでと同じ動きになります。

 2020年5月から6月までの流れは、自分の状況の行きづまりをチャレンジによって解消できた人に、更なるサバイバルのために必要な物を見出し調達しようとする能動性をもたらします。そして、いかなる状況に際しても自分の能動的な取り組みで、必要なものを用意することができるという自己信頼の気持ちや、そのような能力を活かして他者に奉仕したいという意欲を感じさせる事もあるでしょう。
 2018年5月から2020年6月までの流れが、新しいエネルギーを自分の身近な日常生活に浸透させ、徐々にリニューアルしていくものであったとすると、2020年の7月からは、その新しくなった生き方をベースに更に成長・発展させていくものに変化します。今までの主な関心事がサバイバルや必要最低限の物事であったとするならば、ここからは、今の自分がこの現実世界において獲得し維持していく事ができる新しい物事に、それは移っていくでしょう。(途中、逆行もありますので、前の動きに戻る時期もあります。)そして、それを通して、現時点での現実世界を構築していく自分の実力を認識し、自覚的に責任を持って行動していく事になるでしょう。